カテゴリ:ちょっとひといき( 10 )
家のなかで出会う人たち
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家のなかを通過するのは...

熱を出して家にひとり。
冷たいものが飲みたいなと思っても
取りに起きるのもつらい。
そんなことが何度が続いたとき。

そうだ!
寝室の布団をズルズルとリビングへ。
これで、冷蔵庫もテレビも近くなりました。

天井の風景も変わり、
ちょっとした気分転換にも
なったつもりでいたのですが、

玄関のほうから
誰かが家に入ってくる気配を感じます。

布団をかぶって隠れたまま、
近づく気配を薄目で確認すると、
おじいさんが一人。
寝ている私をちらりと見て横を通り過ぎ、
そのままリビングの窓から外へ
出て行きました。
ここは、3階。

あのおじいさん、
どうしてこんなところを?




まさかのひとこと

その翌日。
熱はまだ下がりません。
リビングで寝ていたら、

またあのおじいさんが来た!

布団に隠れて
こわごわ様子をうかがっている
私の視線に気付いたらしく、
横に来たときこう言うのです。

「そこに寝てると、邪魔だ!」

え? いま何と?

すっかり驚いて、布団のなかで
ジタバタやっている私には
さほど関心もなさそうな様子で、
おじいさんは今日も
同じ窓から出て行きました。

邪魔だ、と言われることを
わざわざやり続けることもない。
そう思い、布団をもとの寝室へ。

その後は会うこともなく、
熱も下がり、元気になったのでした。

ところが5年後、別のマンションで
再び驚くことになろうとは…。




なぜ再び?

やはり熱を出して
寝込んでいたときのこと。
少し気分を変えようと
リビングに布団を運んだのでした。

寝ていると、何か気配が。
足が不自由な見知らぬおじいさんが
リビングに入ってきて、
そのままベランダの窓から
外へ出て行くのです。
その当時住んでいたのも、
3階なのですが。

気付かないふりをしてやり過ごし、
それがうまくいったようでした。

そこで翌日、再びおじいさんが
リビングに入ってきたときも、
そばを通り過ぎるのを
知らないふり、
気づかないふりをしました。

ところが...。

「そこに寝ていると、邪魔だ!」

まさか、人生で再び
家の中を通り過ぎる人に
同じセリフで怒られようとは!

どんな道をふさいでいたというのでしょう?
よほどマナー違反だったのかな。

そして私の布団は寝室へ。
その後は誰かに会うことも、
怒られることもなく、
熱も下がって元気になったのでした。

結果的に元気になったことを思うと、
素直に道(?) をゆずって良かったんだな、
と思っています。
家のなかで出会って顔見知りになるのだけは
勘弁してほしいです。




深夜、聞こえてきたのは...

ところで、留守がちな我が家。
普段はどうやら、小さい人たちが
暮らしているようです。

というのも、
久しぶりに帰宅して寝ていると深夜、
廊下をパタパタ、パタパタと
走り回る音が。
それが突然止まったかと思うと、

「大きいのがいる、大きいのがいる!」

と、パニックになったような
騒ぎが聞こえてきました。

私を見つめる視線を感じつつも、
気づかないふりをして
やり過ごしました。
その後は静かになり、
彼らの声も、音も、聞こえません。

私をまるでガリバーのように
“大きい”と言うなんて、
よほど小さい人たちなのだろうなと
想像しています。

もしかしたら、
留守番してくれている
こちらの方々かもしれません。
そう、トイ・ストーリーのように^^

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by Mrs-Piggle-Wiggle | 2017-12-01 23:27 | ちょっとひといき | Comments(0)
ふわん、ふわん
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じゃあ、またね

久しぶりに帰国した友達と会った日の別れ際。
じゃあまたね、と手を振り合ったあと、
やっぱりハグしよう、と近づいて
ぎゅっとお互いを抱きしめました。

またしばらく会えないのだなと思うと、
さびしくなります。

もしこれが、この世での最後のお別れだとしたら、
私はどうやってさよならの気持ちを伝えているだろう?


わたしを起こす、あたたかい空気

師走の夕暮れ。
疲れて家のベッドで仮眠していたときのことです。
寝ている顔に、あたたかい空気が
ふわん、ふわん、と吹いてくるのに気づきました。

まるでスイングするような、やさしい風。
暖房、つけていなかったはずなのになぁ...と
ぼんやり目を覚ましました。

そのときです。

風が集まってできたようなあたたかい空気に
寝ている体がどんどん包まれていき、
全身が軽くなったように感じました。

そして、上半身が引き起こされて、
そのまま浮き上がるような感じがして
体を支えようとベッドにつかまったのでした。

なんて… あたたかい!

体が大きく伸びをして、
なんともいえない心地よさが広がります。
そして、
天にものぼるような幸せな気持ち。

喜びがどんどん胸いっぱいに広がって
あたたかさで包まれていく、
幸せな、不思議な体験でした。

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冬休みになったら、みんなで帰ってきなさい

この体験の二日後。
ふるさとの祖母が
101歳で旅立ちました。

さかのぼること、祖母が亡くなるニ週間前。
帰省した私が久しぶりに会った祖母は、
ホームのスタッフの人に声をかけられ
ベッドで目をさまします。

一人で帰ってきたのか?
いまはどこに暮らしているのか?
少しはふるさとに近づいたか?

など、質問攻めに。
記憶の空白を埋めているようでした。

私は取り出したスマホで写真を見せながら、
祖母の家の前に大きな花が咲いていること、
祖母がかつて植えた庭のイチョウが
黄色く色づいていることなど、
話したのでした。


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こんなきれいになった!
うれしそうに笑っていた祖母でしたが、
(生きることも、死ぬことも、できない)
と、スタッフの人に向かって話すのを、
私は聞いていました。

また会いに来るよ、
おばあちゃん。

「うん。また帰ってきなさいよ。
冬休みになったら、みんなで帰ってきなさい」

笑って手を振って別れたのが、
祖母との最後になりました。


祖母が遺していってくれたもの

この世でのお別れが近づいたとき、
ふるさとのベッドの上で祖母は
私のことも想ってくれたのかな...。

あたたかさに包まれたあの幸福感は
祖母が旅立ちを前に、
私に与え遺していってくれた
愛そのもの、祖母からのハグだった、
そう思っています。

不思議なもので、
記憶の祖母の声がふと、
胸に聞こえてくるようなときがあります。

「よかがね(=いいじゃないの)、
一生懸命やりなさい」

思い通りにいかないとき、
励ましてくれるなつかしい声。

あのとき、ふわん、ふわんとやってきた
やさしく、あたたかい風は、
私につながる命。

いまも私のなかに、
いきいきと感じています。

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by Mrs-Piggle-Wiggle | 2017-11-30 19:06 | ちょっとひといき | Comments(0)
【お知らせ・ギター曲】お時間よろしければぜひお聴きください!
お元気ですか?
放浪の旅からPCの前へやっと帰ってまいりました。

さっそくですが、お知らせです。



ギタリストで作曲家の、松岡滋さんの曲
「ギター四重奏のための『風のサンバ』」が、
ただいまNHKラジオ らじる☆らじるで聴けます

※配信は9/4で終了しました。
松岡滋作曲『風のサンバ』クアトロ・パロス演奏
は、こちら の YouTube 演奏をぜひ!!

↓  ↓  ↓ 以下、もとの記事です ↓ ↓  ↓



松岡滋さん、実は私のギターの先生なのです!

風のサンバが登場する番組は『リサイタル・ノヴァ』、
ギターカルテットの “クアトロ・パロス” の演奏です。

番組自体は、8月27日にNHK-FMですでに放送されたのですが、
私みたいに聴き逃してしまった人(私ったら先生ほんとにすみません)や、
もう一度聴きたい方のための、
“聴き逃し” 番組がいつでも聴けるコーナーに登場しています。

『風のサンバ』は演奏4曲目、
プレーヤーのカウントは-14:24あたりからスタートします。
配信は、9月4日(金)午後3時まで。

そして、NHK-FMでの再放送は、9月1日(金)午前9時20分~55分です。
お時間よろしければぜひお聴きください。

演奏プログラム詳細→こちら

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by Mrs-Piggle-Wiggle | 2017-08-30 01:44 | ちょっとひといき | Comments(0)
痛みを癒やす花の色と、そばで支えるあの世の家族
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痛いって、本当につらい!

突然の病で入院したときのことです。

担当の医師が、
「あなたの『 痛い!』と思う MAXを10とすると
その今の痛みのレベルは、どのくらい?」
と、必ず聞くのです。

自分の感じる痛みの限界って?

これは私にとって答えるのが難しい質問で、
MAXとは、気を失うほどの痛みなのだろうか?
痛くて寝られない、つらいと
限界にあることを訴えているのに、
まだ耐えることが可能かどうか
問われているようで苦しく、
ずいぶん戸惑いました。

このときの私は、
体中を無数の針が刺すような痛みで
ほとんど寝られない状態でした。

衣類が肌に触れるのも痛く、
圧が体にかかると激痛がおそうため
ベッドに寝ることができません。

壁にそっと手のひらでもたれて
立ったまま目を閉じ、
その私が床に倒れないよう母が見守る、
という限界の状態で入院したのでした。

今日も痛みのMAXとの比較を聞かれ
「今が限界、もうMAXです」。

痛いのは、本当につらいです。
精神的にもさいなまれ、
これほどの苦痛を受けるなんて、私が
いったい何をしたというのだろう?と
運命の非情を感じました。


苦しみのなかで、現れたその人とは・・・

睡眠不足のとき、
目の下にクマができたりしますが、
当時は上まぶたにもクマがあり、
目の周囲がぐるりと青黒く
まるでパンダのようでした。

その限界のとき、
苦しいなかでの夢だと思うのですが、
夢だったのかどうかもわかりません。

私が小学生のときに亡くなった祖母が
そばに立っているのに気づきました。

「すごく痛いんだ」祖母にそう訴えると、
私は泣いていました。
母の前では絶対に泣かないと
我慢していた涙でした。

祖母の姿は61歳で亡くなったときより
少し若く見え、
元気だった頃に戻ったようでした。
だけど、険しい顔をして
黙って私の痛い背中をなでています。

そこは、赤いじゅうたんの敷かれた
ホテルのパーティ会場の廊下のようです。
閉じられた扉の向こうからは
心地よい音楽や談笑の声がもれ聞こえてきます。

楽しそう・・・。
扉の向こうの世界に一瞬興味をひかれ、
背中をなでている祖母を振り返ろうとした瞬間、
祖母に背中をドンと強く押され、
この世界に戻ってきたのでした。

いまのは夢?


亡くなってもそばにいる

祖母が肺ガンだとわかったときはもう手遅れで、
痛い、痛いと訴えるのを、看病する母はただ、
そっとさすってあげることしかできなかった、
と言います。

病室の祖母をお見舞いする直前、
角を曲がった廊下の隅で父から、
おばあちゃんの状態はよくない、
病名を絶対に言ってはいけない、
と言われ、私は緊張していました。

祖母は私を見て微笑んだのですが
その姿ははかなく淡いグレーに感じ、
涙ぐみそうになった私は唇をかみしめたのでした。

私にとって、このお見舞いのときが
祖母と会話した最後でしたが、

その祖母が現れて、
私の痛い背中をなでてくれたことは、
亡くなって何十年たってもそばにいて
見守ってくれているのだと思うことができ、
闘病中もこのことを思うと、
心が励まされました。


病室で出会った、紫の丸い花

入院中に、ある本を見ていて
痛みがやわらぐ感覚を得た瞬間が!

それは、淡いラベンダー色の
丸い花の写真を見たときでした。

本は、雑貨カタログ、という名前で
テキスタイルデザイナーの
ロッタ・ヤンスドッターさんが
日本デビューした頃の号です。

ロッタちゃん特集のなかで、
彼女の家やアトリエが紹介されていたのですが、
そのなかの寝室の写真にクギヅケになりました。

紫の丸い花が
飾られていたのです。

初めて見る花でした。

その花とは、
アリウム・ギガンチウム
巨大なネギの花、という意味のようです。

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このハンドメイドのスカートに
添えた丸い紫の花、がそうです。
(これは造花ですが)

ブルーグレーの寝室の壁の色を背景に
ラベンダー色の花が飾られ、
寝室全体がやさしく落ち着いたトーンで
まとめられていました。

その寝室の紫の丸い花を見ていると
痛みがやわらぎ、不思議と
心が安らいでいくのを感じます。

ラベンダーは癒やしの色、
と言われますが、
本当にそうだと思ったのでした。


つなぐ色に思いを込めて

私は今、リバティプリントという
花柄の布に夢中です。

9つの柄を選んでつなぎ
ピンクッションを作るときなど、
ラベンダー系の色をよく選びます。

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お裁縫箱を開いた時、
そこにあるピンクッションが
心安らげる存在になれるかもしれない、と
思うのです。

HAPPYが届けられたらいいなと
思いながらものづくりしていますが、
その原点は、あの紫色の丸い花。

あのとき、癒やしの色に出会えたこと、
闘病の心を支えてくれたことに
感謝しています。

そして、思うのです。
祖母に、紫の丸い花を
たくさん届けてあげたかったな、と。


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by Mrs-Piggle-Wiggle | 2017-07-12 03:20 | ちょっとひといき | Comments(2)
封印された悲しみと、それを解く者たち
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はじめに

ブログに新しく加えたテーマ
「ちょっとひといき」では、
私のふしぎ体験をつづっています。

※写真を掲載していましたが、
どなたにも読んでいただけたらと思い、
一部の写真を削除しました。


なぜ? 突然のロザリオ出現

祖母が亡くなり、
古い家を解体するというので、
久しぶりに祖母の家に入りました。

「ちょっとだけよ」
加トちゃんのマネばかりしていた私は、
マネすることはもちろん、
家でドリフのテレビ禁止に!

しかたなく、お隣りの祖母の家へ
『おばあちゃんに会ってくる』と一人出かけ
ドリフを一緒に観て笑ったものです。

そのなつかしい祖母の家に飾られていた
祖父や曾祖父たちの遺影を
掃除していたときのことです。

姪にとっては
初めて見る写真ばかり。

この写真は、じいじのおじいちゃんだよ。
じいじ、年取って似てきたね、と笑ったり
おじいさんはあそこに住んでる、と
祖母が靖國神社の写真を指差し
子供の頃に話してくれたことなど、
ぺちゃくちゃおしゃべり。

そばで聞いて皆も笑ってるかもね、
と姪たちとクスクス笑っていましたが、
どうやらほんとにそばで聞いていたようです。

第二次世界大戦での兵士や遺族の証言を
集めた『戦友』という分厚い本もまた
祖父のことが書いてあると言うので
捨てずに運び出し残しておいたのですが、

その本にまるでたてかけるように、
十字架と数珠(ロザリオ?)のようなものが現れ、
掃除している遺影のそばには
こちらを見て微笑む母子らも現れて、
血のつながったご先祖様たちのこととはいえ、私も
腰を抜かしそうになりました。



祖母が祈っていたこと

祖母が亡くなる2週間前、
入居する老人ホームを訪ねたときのことです。

『あれをありがとうね』と
ベッドに横たわる祖母が笑顔で指差し
視線を向けた先には、
部屋に飾られたおみやげの根付守が。

祖母にと、私が靖國神社を参拝したときに
授かり送ったものでした。

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その根付守を祖母に届けたら
手を合わせて拝んでいたよ、と母から聞いたとき、
仏壇に手を合わせ、語りかけ祈っていた姿が
思い出されました。

戦争で家族を失うことのないよう
平和を守り続けてほしいという、
願いを託されたのかなと思っています。

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古いトランクから出てきたもの

解体する祖母の家よりもさらに前、
父たち家族がかつて住んでいた古い家の床下から
緑色の古びたトランクを見つけました。

当時、私は4歳。
好奇心のままそれを開けたときのことを
思い出しました。

紙やノートなどにまじって
折りたたまれた布があり、
広げると、その大きな布は
寄せ書きされた日の丸でした。

祖父の出征時のものだと思いますが、
祖父はブーゲンビル島で戦死し
遺骨もないと聞いているので、
どうしてここにあるのだろう、
持っていかなかったのだなと
少し不思議に思っています。

戦争で祖母は夫を亡くし、
子供たちは父を亡くし、
老親は息子を失いました。

家族の悲しみが封印された
トランクでした。

そのトランクを開けた者として、
封印された悲しみを解き、
祖母たちの平和への願いを
未来へ受け継いでいこうと、
あらためて決意したのでした。


マザー・テレサのすがた

その祖母のことを考えると、
この本が浮かびます。



マザー・テレサの
顔や手に刻まれたシワに
祖母が重なって見えます。

この本を広島のカトリック幟町教会の
聖パウロ会書院で購入したとき、
思いきってシスターにたずねてみました。

幸運にも、マザーが教会を訪れた際に
お会いしたというシスターのお話を
うかがうことができました。

その当時を思い起こされながら、
この本の表紙のシワの刻まれた手を、
尊敬を込めてそっとなでながらニコニコと
シスターがお話してくださったこともまた
祖母に関連して思い出され、
つながる記憶の不思議を感じます。

バックナンバー記事 今を生きるすべての人へ
靖國神社を参拝したときのエピソードを
紹介しています。

また、沖縄戦とブーゲンビル島で戦死した
二人の祖父のことを 戦地のおじいちゃん
紹介しています。


この話には続きがあって

妹『おばあちゃんさ、お寺さんじゃなくて、
  なんでロザリオなん?』

私『ほんまやね。数珠なのかな?
  でも十字架が見えるんだよね。
  丸に十字で島津かな、薩摩の。
  お母さん、うちって十字架とか
  ロザリオとか、キリスト教と何か
  関係ある人いた?』

母『はあ?』

妹『隠れて信仰してたとか』

私『か、隠れて!?』

妹『あっ! おねえちゃんさ、
  この前長崎巡礼に行って
  誰か連れてきたんちゃう?』

姪『うはは、そうかも』笑

私『えーっ!! ま、まさか。
  だとしたら、話が全然
  違ってくるんだけど・・・』汗


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by Mrs-Piggle-Wiggle | 2017-07-05 07:58 | ちょっとひといき | Comments(1)
物に宿る魂 ~ 古いものと出会うとき
ピカピカの新しい物ではなく、
誰かのもとを経由してやってくる古い物。
使いこまれた道具そのものの
古いトルソーとの出会い(※)もありました。

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※このときのエピソードは、
 でご紹介しています。

古い物と出会うなかで、
物に宿る魂があることを
深く感じています。


アンティーク市へ

定期的に開催されるアンティーク市。
見てまわっていると、私の手に、足に、
すがりつくように触れてきて、
自分が宿る物のところに
引き戻そうとする力を感じるときが
あります。

ハッとして振り返った先には、
赤い着物の日本人形が
仰向けに寝かされていたり、
いくつも並ぶ鼻煙壺のなか1つだけが
カタカタと揺れて呼んでいたり、
私に向けられる視線にドキッとします。

この人なら愛してくれそうだと
思うのでしょうか。

どうやらそうでもなく、
通る人、通る人、手当たり次第に
飛びついて、見て見て見て、と
積極的にアピールしているようです。

こういう積極性はまだ分かりやすいのですが、
苦しくてたまらないのでしょうか、
重たい存在が背後から乗りかかろうと
してくるときがあるのです。

こういうときは、細い息を吐きながら
振り払うようにその場を離れ、
階段の上など、アンティーク市全体を
俯瞰できるような場所から
集う人々の様子を眺めます。

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楽しそうに店主とやりとりしている姿に、
ああいうふうに私も過ごしたいのだけどなぁ・・・
と、残念な気持ちに。
仕方ありません。また次の機会に。


この出会いは、吉? 

気になる、心ひかれる物に
出会うときがあります。
店主の了解を得て、手にとり触れてみます。
こんにちは、はじめまして。

とくに何も感じないなー。

実はこれが、私の思うベストな状態(笑)
古い物だけどクリアで明快、
新しい始まりを感じます。
あまりにも何も感じないときは、
宿るものもなく空っぽになったんだろうか、
と思うこともありますが・・・。

これとはまったく異なり、触れながら
暗いと感じたり、光を感じないときは、
気になるものであってもあきらめます。
初対面で感じる印象は大切です。

では、ネットショップやオークションなど
お店に行けない、触れて判断できないときは
どうしたらいいのでしょう。

そんなときはもう直感しかありません(笑)

家にやってきたときのイメージが
イキイキと思い浮かぶかどうか。
大丈夫、と決断したのに、
それでもやっぱり、何度か失敗しています。


受け入れ準備と、第一印象

古い物が家にやってくるときは、
フランキンセンスのブレンド香や、
浄化作用があるといわれる
ホワイトセージのミストなど、
その時に選んだ香りで部屋を満たし、
歓迎!しています。

前の持ち主と離れ、
見ず知らずのところにやってきて
さぞかし心細いだろうと思うのです、物も。

安心してね、と伝えたくてやっているのですが、
開封した瞬間に、暗い、よくない、と感じ、
不安になったことがありました。

そこで試したのが、

・空間に浄化スプレーを噴射する
・クリアな水で洗浄する
・お祓い塩で清める
・ガーネットで邪気をとる
・早朝の太陽にあてて陽のエネルギーを与える・・・

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数日にわたり、浄化をキーワードに
あれこれ試し、もうそろそろいいかな?
ちょっと安心してきたころ。

夜。
電気を消してベッドでスマホを見ていたら、
画面の前を白いタバコの煙のようなものが
ス~ッ

うわっ!

このただよう白い煙に心当たりがあるとしたら、
浄化できたはずのあの古い物、あるいは、
今夜新宿で飲みすぎたからか・・・

第一印象で感じた不安が
こういう形であらわれるなんて。

今ふり返ると、購入しようとしたときに
どういうわけか決済がうまくいかず、
問い合わせてやっと後日購入できた品なのですが、
スムーズに物事が進まずストップするときは
無理に進めようとせず考え直して、
という知らせだったのかもしれません。

その後、お祓い塩とともに包み、
処分したのでした。
白い煙もあらわれていません。


失敗&チャレンジ

触れて判断できないとき、
積極的に選ばない物があります。
それは、アクセサリーとお人形です。

私自身、身につけると思い出がよみがえったり、
守られていると感じるラッキーチャームだったり、
長年そばにいてニックネームで呼んでいたり、
特別な思い入れがあるからです。

前の持ち主の思い入れが強すぎると、
物もかつての持ち主のもとに戻りたがり、
仕方なく手放すことになりかねない、
そう思っています。

それなのに!

ネットでひと目惚れした古い像に心奪われ、
この出会い、自分の直感にかけてみよう、
と思ってしまう、どうしようもない
根っからのチャレンジャーなのです。

そのアンティークのお店にカートはなく、
取引はメールの問い合わせから始まります。

これまでは、思い立っても最初のメールが
うまく送れず、私にとって何年たっても
お買い物ができないお店でした。

ところがこのときは、スマホからの
メールがちゃんとお店へ届くという奇跡が。

そして訪れた、開封のとき。
厳重な包みをとくと・・・

あっ! 頬がこけて青ざめてる!

暗い包みの中で不安なままの長旅、
さぞかし疲れたことでしょう。

あたたかいお湯をそっと手でかけ、
お風呂上がりのバスタオルのように
ふわふわガーゼで包んで水滴をふくと、
青白かった頬にバラ色が戻り、
ほっとしたような表情に見えました。
そのときです。隣で像を見ていた夫が

「あ、いま笑った?」

と言うのです。
よかった、安心してくれたんだね。

新しい場所は、不安なもの。
それは物に宿る魂にとっても同じ。
ここに来てよかった、うれしいと
物にも感じてもらえるように、
愛情をそそぎ、大切にしてあげたいと
思います。

そしてこのとき私は、気付いたのでした。
自分の手に代わって古い物に触れ、
選び出す魔法の手を持つ
信頼できる店主と出会えたことに。


物がごみとなっても

夫は、ふつうのごみ出しのときも、
リサイクルに出すときも、ごみに
「どうもありがとう、またいつか会おうね」
と、感謝の念をおくっているのだそうです。

なぜなら、
それがないと生活できなかったから。
焼却されたり、分解されても、
形を変えて物は残る。
いつかまたどこかで再会するかもしれない。
だから、ありがとう、またいつか会おうね、
と送りだすのだと。

輪廻転生ーー。
生まれ変わり、か・・・。

いつかまたどこかで。
この気持ち、忘れずにいたいと思います。


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by Mrs-Piggle-Wiggle | 2017-06-23 20:47 | ちょっとひといき | Comments(0)
導いてくれる存在の声? 世界平和記念聖堂で響いた声とは
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光に包まれる聖堂、そしてステンドグラス。色鮮やかな、マリアと大天使ガブリエルを見つめて撮影した瞬間、教会の正午の鐘がちょうど鳴り始めました。お告げの鐘です。

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鐘の音は、あの高い塔から聞こえてきます。 天に近い十字架。ここは広島市中区にある、カトリック幟町教会 世界平和記念聖堂です。


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以前にも訪れたこの教会で、ボランティアガイドの男性が「マリア様はときどきこの教会に現れているんですよ。聖堂にやってきた幼稚園の子供たちが『今日はマリア様が来てる!』と大人たちに教えてくれるのです。子供は分かるんですね」と話してくれました。


「どうぞ、写真を撮影してもいいですよ」とうながされ、当時使っていたガラケーをバッグから取り出し、2階のパイプオルガンの前から聖堂全体を撮影しようとしたときです。突然、ある声が響きました。


“神は光のなかにおられます”


女性の声で確かにそう聞こえ、カメラ(ガラケー)を聖堂の光を感じる方向に向けました。そのとき撮影した写真には、ラインが入ったベールをかぶり、こちらを見つめる女性や、十字架を持つ着物姿の信者らしき男性の姿などが、重なるように写り込んでいました。(2010年3月20日撮影)

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声が響く経験はこれまでにも何度かありましたが、それらは身に迫る危険を知らせる「危ない!」など短い警告の言葉で、いつも男性の低く強い声。しかしこのときは女性の優しいささやくような声が耳もとに響き、教会でこのような経験をしたのは初めてで、このときただ一度だけです。


私が信じる宗教や信仰はとくにないのですが、光の中に神があり、そこに愛が存在し、愛する人たちがいるーー。誰の声なのかはわかりませんが、それに耳を傾けてみようと思うきっかけになりました。そしてまた、このあと歩む道を導いてくれることになったのですが、それはまた次の機会に。


広島。原爆と平和。人々の祈りや願いが刻まれてきた場。マリア様が出現したり、いまもそこで神に祈り続ける魂が存在しても、不思議はないと思うのです。その後も広島に行くときは、必ず訪れている世界平和記念聖堂。明るくあたたかい光に包まれるのを感じます。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆

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by Mrs-Piggle-Wiggle | 2017-06-13 06:45 | ちょっとひといき | Comments(0)
腐りにくい体づくり
朝刊を読んでいて気になったワード

“腐りにくい体”

「・・・最古とされる弘智法印は生前、
即身仏になるため腐りにくい体になろうと穀類を断ち、
ササの葉の芯や野イチゴを食べ続けるなど
3000日間にわたり修行。・・・」
記事→ こちら

サビない体づくり、とかよく聞きますが、
即身仏(ミイラ化した僧侶)になるために
腐りにくい体づくりのベースとなった食が、

ササの葉の芯
野イチゴ

だったとは・・・。

さらに、弘智法印が眠る西生寺(新潟県長岡市)の
ご住職のお話によると、
行者様(弘智法印)にお会いすると不思議なこと、
良いことがあるのだそう。

ほお~。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆


こういう野イチゴなら、私も
得意です^^




☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆

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by Mrs-Piggle-Wiggle | 2017-05-28 07:40 | ちょっとひといき | Comments(0)
バラとルルド

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こんにちは^^

お久しぶりです、お元気ですか?

東京に引っ越して、
約3週間が過ぎました。
生活のリズムも周囲の環境も
大きく変わりましたが、
自分のペースが少しずつできてきて、
好奇心がムクムク。
ダンボールの山と格闘した
筋肉痛も癒え(*^▽^*)
新しい土地で元気に暮らしています。



5月12~17日、
西武プリンスドームで開催された
「第17回 国際バラとガーデニングショウ 2015」 より

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「今日のドームはたいへんな人ですこと」
~マリー・アントワネット風?^^




ところかわりまして、
こちらは 鳩山会館 (東京都文京区)。

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(写真は5月初めに撮影)
このバラの “ピース” という名前は、
平和への願いを込めて、
1945年に名づけられたそうです。

世界中に平和の花が
咲きますように。

そして、このバラ香る5月、
私にとって思いがけない、
嬉しい出来事がありました。

ぶらりおさんぽ で出会ったのは・・・

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ルルドの聖母

~フランスの片田舎ルルドの洞窟に、
聖母マリアが現れるという奇跡が起こり、
世界的な巡礼地となりました。~
(教会のリーフレットより)

上の写真は、
カトリック東京大司教区
カテドラル関口教会
(東京都文京区) のルルド。
巡礼地ルルドの洞窟そっくりに
作られた、祈りの場です。

見上げるとそこにマリア様、
心励まされます。

岩のかげが、
祈りをささげる女性のようにも
見えました。

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「慣れるにはどんどん歩くこと」

戸惑うことの多い新生活ですが、
たくさんの方々に助けられ、
支えられて一歩一歩。
これからも
どうぞよろしくお願いします。

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆

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by Mrs-Piggle-Wiggle | 2015-05-21 02:12 | ちょっとひといき | Comments(0)
戦地のおじいちゃん
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私の祖父は、二人とも戦争で亡くなっています。私の父も母もまだ 1、2歳と小さかった頃のことで、父親の記憶はないそうです。

祖父の一人は、沖縄戦で亡くなりました。出征中に、豊見城市の「真玉橋」(まだんばし)で祖父とすれ違った、という同郷の人の記憶が、生前唯一の戦地消息です。

所属していた部隊名などが分かれば、残る記録から亡くなった場所が絞り込めるかもしれないと思い、故郷の県庁をたずねましたが、海軍は国が管理しているとのこと。慰霊のため所属部隊を知りたいと国に電話で問い合わせたものの、用意しなければならない書類の多いこと。

もう一人の祖父は、ブーゲンビル島で亡くなりました。その祖父の、戦地での唯一の消息をこのたび知ることができました。自叙伝を書き、遺してくださった方のおかげです。以下、父の今日の日記です。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚* ☆


『自叙伝』

過日知人がなくなり、生前自叙伝を出版されたことを人づてに聞いた。
「貴男の父上の戦地記録も名前入りで載っているよ」と。

発行所に注文するも、3回目の架電で限定出版の為在庫なしとの返事。
つてを便りに遺族にお願いしたら、
「2冊残っているから差し上げます」との伝導線を通じて温もりの御言葉!。

南方農業開発指導隊としてラバウルへ赴かれた時、
「昭和18年9月頃赤根岬都城郷土部隊が来ていると聞いて
配属トラックで朝9時頃出発、昼頃ついた。
家の隣りの〇〇〇〇さん(=ここに祖父の名前が書いてありました)達が
来ているとのことだったので、赤根岬を訪うた」・・・以下亡父との会話記載あり・略。

父は当時32歳でブーゲンビル追加要員として派遣される途中、
ラバウルに立ち寄り著者と面会2・3日後にブーゲンビル行き、
昭和19年2月27日現地で戦病死したと聞き伝えられており、
生前唯一の戦地消息である。

昨年終戦記念日には靖国神社に参拝した。
今年4月10日の県護国神社春の例大祭に参列予定である。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚* ☆

自叙伝に書きのこしてくださったほんの数行が、69年の時を超えて、父と祖父とをつないでくれました。私も、祖父が戦地で語った言葉や涙を、初めて知りました。祖父の流した涙の粒が、私の心にぽたり、ぽたりと落ちてきて、その波紋がいく重にも輪を描き、大きくなっていきます。

パプアニューギニアの東部 ブーゲンビル島は、“墓島”(ぼとう、はかのしま)と呼ばれた戦場。兵士として戦った方々の証言記録がNHK 戦争証言アーカイブス に残されています。
 
[証言記録 兵士たちの戦争]ブーゲンビル 墓島と呼ばれた戦場 ~都城・歩兵第23連隊~ → こちら


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by Mrs-Piggle-Wiggle | 2013-03-05 14:39 | ちょっとひといき



ハンドメイド、スポーツ、旅…。日々の暮らしのなかで出会うワクワクや、心がジーンとする美しいもの、そして、おいしいコーヒー。私をリフレッシュしてくれる小さな幸せを見つけてつづります。
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